春日井市の整骨院(接骨院)。
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  3. 質の良い睡眠1
 

質の良い睡眠1

「睡眠時間は8時間がいい」とよく言われますが、忙しい現代人(特に働いている人)はなかなか難しいと思われます。

「8時間」の数字に医学的根拠はないようで、私が思うには昔の人は仕事に8時間、睡眠に8時間、その他の時間で8時間と大まかに3等分したのではと考えます。


では何時間がベストかというよりは、どれだけ質の良い(深い睡眠)を取れたかが重要なのです。

睡眠の話でよく聞くのが、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。



【レム睡眠】

体は深く眠っているのに、脳が起きているような状態の浅い眠り。

目覚めの準備段階でもあり、この時に目覚めると気分がすっきりする

  • 眼球がキョロキョロ動く
  • 体の力が完全に抜けている
  • 呼吸や脈拍が不規則
  • 夢を見ている

【ノンレム睡眠】

脳が眠っている状態で最初のノンレム睡眠がもっとも深くなります

体は真に休息し、成長ホルモンの分泌が活発となります。

  • 入眠直後にあらわれる
  • 夢はほとんど見ない
  • 体を支えている筋肉は働いている
  • 居眠りはほとんどがノンレム睡眠で脳の休息になる

眠っている時の脳波を調べると、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を繰り返しているのです。

その繰り返しの周期は90〜100分です。一晩で4〜5回繰り返しています。

結論から言うと、この周期の倍数の時間で目覚める6時間、7.5時間が目覚めがいいとされています。

心身の疲労はこの周期の3回分位で回復すると言われているので最低でも4.5時間は取りたいですね。


ですから自然に目が覚めてぐっすり寝れた時はこの90〜100分の倍数になっているのでは?

それと目覚めた後にカーテンを開け太陽の日差しを浴びることも重要です。

それは体内時計は25時間になっているので、その1時間の誤差を朝一番に日差しを浴びることで調整しているのです。


睡眠の豆知識

睡眠中は体を休息させるために体温は低下する

睡眠中は脳や体を休ませるために、代謝量を減らすために体温が低くなり、深部体温は1.5〜2℃ほど低下します。

その体温を下げるために入眠前に体内の熱を外へ逃がすために体を熱くする。

⇒寝汗をかくのです。(赤ちゃんが眠る前に、ほっぺや手足が温かくなるのはこのためです。)

最初のノンレム睡眠時に最大の発汗&成長ホルモンの分泌

一般に睡眠の深さと発汗は比例すると言われています。

特に最初のノンレム睡眠は最も深い睡眠ですが、この時に最も多くの汗をかきます。

最初のノンレム睡眠が重要なのは、この時に成長ホルモンが多く分泌するからなのです。

(「寝る子は育つ」と言われるのもちゃんと理由があるのですね。)


睡眠前にはリラックスできる環境をつくる

睡眠前は自律神経の中の副交感神経が優位になります。

この副交感神経とは、主に体を休ませるときにはたらく神経です。

ですからストレッチをする、アロマでリラックスする、心地よい音楽を聴くなどリラックスできる空間や癒される時間を作ってあげるといいでしょう。

(寝る前にテレビで興奮するようなシーンを見たり、考え事があると寝れないのは交感神経が優位になり、体は活動するのに適した指令が出されるのです。)