私もそうですが、30代も後半になってくると一度太った体重がなかなか減りません。
以前なら脂っこい物を控えたり運動をすることで元の体重に戻せたのですが、最近はそう簡単には落ちてくれません。
その理由は代謝の低下にあります。
代謝は20歳を過ぎたあたりから徐々に落ちはじめ、40歳を過ぎたあたりから目立って落ちてきます。
代謝の話で一度は聞いたことのある「基礎代謝」について説明します。
基礎代謝とは、生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことです。
実際に動いていなくても、呼吸・睡眠・消化などでエネルギーを使っているのです。
※自分の基礎代謝量を知りたい人はこちらから
そして基礎代謝は筋肉量に正比例しているのです。
ということは、筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高く、食事で摂取したエネルギーが代謝で使われるということなのです。
「昔と食べる量は変わらないのに、最近太ってきた」という場合、食べる量も大事ですが運動不足になり筋肉量が落ちたため、基礎代謝が低下して余分なエネルギーが体脂肪として蓄積されていくのです。
よって筋肉の衰え=筋肉量が減ることで、基礎代謝が落ち、徐々に体内にため込まれる脂肪が増えるのです。筋肉をつけることは、マッチョな体になるということではありません。
ウォーキングや軽いジョギングでも筋肉を鍛え、引き締まった体を作ることはできるのです。
ですから最近なかなか体重が落ちないと感じている方は、長い目で見たらウォーキング等の運動を始めるといいでしょう。
食事制限では、すぐに体重は落ちるかもしれませんが、無理な食事制限で筋肉まで落としていくことになります。
体重が落ちたと喜んでいても、筋肉まで落ちていたら代謝量まで減少してしまい結果として太りやすい体質になっているのです。