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メタボ基準改正

昨日の新聞にメタボリックシンドロームの基準が改正されたとの記事がありました。


内臓脂肪の蓄積で生活習慣病の危険性が高まる「メタボリック症候群」の診断基準の妥当性について検討していた厚生労働省研究班は9日、現在は「90センチ以上」としている女性の腹囲を「80センチ以上」に厳しくすれば、より多くの脳卒中や心疾患を予防できるとする研究結果をまとめた。

メタボリック症候群は、日本肥満学会などが2005年に「腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上」などの診断基準をまとめ、特定健診にも採用されたが、女性の腹囲が男性より緩い点などに異論も出ていた。


今までのメタボリックシンドロームの診断基準は

  1. 内臓脂肪の蓄積
    腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
  2. 血清脂質異常
    中性脂肪150mg/dl以上、 HDLコレステロール40mg/dl
  3. 高血圧
    最高血圧130mmHg以上、 最低血圧85mmHg以上
  4. 高血糖
    空腹時血糖110mg/dl以上

1の内臓脂肪の蓄積に加えて2〜4のうち二項目以上に当てはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。


正直私はこの1の基準は男性に厳しく、女性に優しい基準だと感じていました。

もちろん病気にならないためにボーダーラインを厳しく設定しているのでしょうけど、中年以降の男性ではかなりの割合で85cmはオーバーしています。

女性の腹囲が80cm以上に基準が引き上げられたことで、健康意識が高い女性がさらにウォーキングや水泳など運動しようというきっかけになるのではないでしょうか?


メタボリックシンドロームの場合、糖尿病に関しては約9倍、心筋梗塞や脳卒中などは約3倍も発症率が高くなるといわれています。


体のなかで一番、脂質や糖をエネルギーとして使っているのは筋肉なのです。

ですから筋肉が動けば脂質が消費される、すなわち脂肪が落ちるのです。

つまり代謝を改善するには、脂肪をエネルギーとして使ってくれる筋肉を活性化させればいいということになります。


ウエストを絞るために安易に食事制限だけで痩せても、筋肉も一緒に減ってしまい、その結果基礎代謝も減るため逆に太りやすい体になってしまうのです。

継続して運動し、筋肉をつける・維持することが健康を保つことや太りにくい体をつくることにつながるのです。