春日井市の整骨院(接骨院)。
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寒い時のケガの予防

冬に当院での疾患として多いのが、寝違え・ギックリ腰・肉離れです。

これらに共通していえるのが、体の筋肉の冷えが原因していることです。


寝違えは、不自然な姿勢で長時間いるため、ゆっくりと筋肉が伸展され姿勢を変えた瞬間に突然痛みが起きます。

冬の時期や旅行先でいつもと違う枕を使う時に多いですね。


ギックリ腰も長時間の不自然な姿勢や、重いものを持った直後、又はスポーツで急に筋肉を動かした時に起こりやすいです。

肉離れは足の裏側の筋肉(大腿二頭筋、下腿三頭筋)に起こりやすいです。

圧倒的に多いのが陸上選手ですが、瞬発力を必要とする競技では多いケガです。


スポーツのケガ予防にはストレッチが有効であることはよく知られています。

ただし寒い冬に屋外の競技では、ストレッチよりもラジオ体操や軽いジョギングの方が有効です。

まずは体を温めて全身の血流を良くして、体の硬くなっている筋肉をほぐしてからストレッチをした方がより筋肉が伸展しやすくなり効果が増します。


ゴルフをしていて、最初のティーショットでいきなりギックリ腰になったという患者さんがいます。

私もゴルフをするのでわかりますが、着替えた後にスタートまでにすることと言えば、パター練習をするくらいで時間に余裕がないと練習場でボールを打つことはしないですね。

この練習場で25球ほど打つだけでも、体はいくらかほぐれるし、今日の球筋がどうなのか確認もできます。


スタートでいきなりギックリ腰になってしまう人は、たいてい準備不足と言っていいでしょう。

寝そべって足の筋肉をストレッチすることまではできなくても、軽くラジオ体操をするだけでも体を温めることになります。

あとは素振り等で腰回り、肩回りをよく動かしておけば準備完了です。


他のスポーツでも共通して言えますが、順番として

  1. ジョギングやウォーキングで体を温める。
  2. ストレッチ体操で十分に筋肉を伸ばして関節可動域を広げる
  3. そのスポーツの個別のドリル、ルーティン運動に移っていく。