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  3. 「冷え症」を治したければ、筋肉を鍛える
 

「冷え症」を治したければ、筋肉を鍛える

以前に書いたお役立ち情報の中で「体温アップ健康法」にも関連する話で、多くの女性が苦しんでいる「冷え症」も筋肉を鍛えることで改善することができます。


低体温とは体温そのものが36度以下に低くなっている状態をいいます。

これに対して冷え症というのは、体の中心部の体温はそれほど低くないのに手先や足先の末端の血行が悪く、異様なほど冷たくなってしまうという病態のことです。


冷え症で苦しむのはほとんどが女性です。

ではなぜ女性ばかりが冷え症になるのでしょうか?

原因はいくつかありますが、大きな要因は低血圧運動不足です。


まず血圧が低いと体のすみずみまで血液を行き渡らせることができなくなるので、どうしても末端の血行が悪くなります。

また女性はただでさえ筋肉量が男性より少ないので、運動が不足すると筋肉の絶対量が足りなくなり末端から血液を体の中心部へ送り返す力が弱くなるのです。


冷え症を改善するもっとも良い方法は、血行が悪くなり冷えやすい下半身の筋肉を鍛えることです。

よくふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」といわれますが、ふくらはぎの筋肉を使うことによって血液を心臓に送り返す筋ポンプ作用を担っているのです。

また下半身を鍛えるメリットは、血行がよくなること以外に、筋肉が増えると筋肉そのものが熱をつくりだすので、血行改善と合わせて二重の効果が期待できるのです。

(全身の骨格筋(量)の約7割が下半身にある。)


足の筋肉を鍛える基本はやはり歩くことですが、ふくらはぎや太ももそして腰の筋肉を一度に鍛えることができるスクワットもおすすめの運動です。


下半身を鍛える意味は、筋肉を増やせば基礎代謝量は上がり、基礎代謝量が上がれば体温もあがるのです。


参考文献  《体温を上げると健康になる 齋藤真嗣著》