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加齢とともに委縮する筋肉

年齢を重ねるごとに、筋肉が落ちるということは、話で聞いたり実感している方も多いことでしょう。

では実際にどれくらい筋肉が落ちるのでしょう?


全体重に筋肉が占める割合は、20歳代で男性が40%、女性が35%。

それが30歳代から徐々に減り始め、70歳代では20歳代の約三分の二になります。


体重が60kgの男性なら、20歳代で24kgあった筋肉が

70歳代では16kgになってしまうということなのです。


しかし加齢によって、全ての筋肉が一様に委縮するというわけではなく、屈筋よりも伸筋の方が著しく減少することがわかっています。


伸筋は主に重力に逆らって体を支えたり、姿勢を維持したり、力強くジャンプしたりする時にはたらく筋肉です。

対して屈筋は体を素早く折りたたんで防御姿勢を取るような場合にはたらきます。


太ももの筋肉であれば、前面にある大腿四頭筋や上腕の筋肉であれば、後面にある上腕三頭筋が委縮しやすいのです。

他に加齢に伴って委縮する傾向の強い筋として、大腿四頭筋以外では、頚部の筋群、僧帽筋下部、広背筋、腹筋群、大腰筋、大臀筋などです。


このことから、伸筋は姿勢を維持する筋肉であるため、腰や背中や頚の筋肉が委縮することで、猫背が進行してしまうのです。

猫背防止にもまた、伸筋の機能を増強あるいは維持することが、加齢による筋肉の委縮に対抗するためには重要です。